本検査の受検にあたって、以下の内容をご確認いただき、同意の上受検いただきます。検体採血時に医師からご説明差し上げますが、事前にご確認いただけますようお願い致します。
- ■遺伝学的検査を提供する目的等■本検査の主たる目的は、遺伝学の進化・発展を推進するための活動の一つです。遺伝学的検査の有効性を広く知らしめ、健康診断等の他の検査と同様にいくつかある健康維持に関する情報のひとつとして利用していただくことを目指した取組みです。公になっている論文等に加え、検査会社の遺伝学、栄養学等の資格を持つ専門家が監修を行い、遺伝的要因と環境要因の関係を考察して得た健康、美容もしくはアンチエイジングのサポートに役立つアドバイスをサービスの一環として提供するものです。遺伝的要因と環境要因の関係については現在も研究が進められており、検査結果は現時点において、最も適切であると判断した論文を反映していますが完全ではありません。将来的に新しい研究成果が得られる可能性があり、検査結果は関連する科学的知見の更新に基づいて、適宜変更される場合があることをご了承ください。また、本検査に含まれる項目は診断に該当しないものであり、検査結果は診断ではなく、医師の診断内容や処方箋を置き換えるものではありません。医師の診療を受けている、もしくは将来的に医師もしくは専門家の診療を受けた場合には、医師・専門家の指導を優先してください。
- ■遺伝学的検査の概要■本検査は、検査申込窓口の医療機関を通して、本検査を実施した者(以下、被検者)の唾液を採取し、試料として検査会社に送付することで、多因子疾患の発症(予測リスク判定もしくは傾向検査)、アルコール・カフェイン等の嗜好性物質に対する反応性に関連する遺伝子について、遺伝学的検査を行い、健康と美容のサポートに役立つアドバイスとともに、検査申込者にウェブサイト上、または印刷物にて検査結果として報告するものです。検査結果は医療機関を介して受け取ります。検査申込者、被検者の任意で選べるものではありません。本検査の多くの項目が、人類遺伝学上で分類されている東アジア人を主に対象としたものです。この分類に属さない方が本検査を利用される場合は、適切な検査結果の提供にならない可能性があることをご了承ください。また、検査結果の報告は、日本語のみで表示されます。本検査は、試料が検査会社に到着してから約2ヶ月以内に検査結果をウェブサイト上にて報告するものですが、年末年始やゴールデンウィーク等の長期の休日付近、また甚大なる自然災害等の発生時における試料到着の場合は、報告までにさらに日数がかかる場合があります。本検査の遺伝子解析に用いている技術はAffymetrix Inc.のGeneTitan Axiomを採用しております。本技術は研究目的のみにしか対応しておらず、解析結果が得られる割合を示すCall Rate(以下「コールレート」)が約99%程度である事が予測されます。即ち、お客様から採取したDNAの品質や状況などにより、約1%以上の結果が得られない可能性が分かっております。事前にどの遺伝子の結果が出ないか予測する事は不可能であることを承知の上、お申込みください。従いましては、まだ解析技術が研究目的であるがゆえ、検査結果の正確性、完全性を保証することはいたしかねます。試料及び抽出したDNAを返却することはありません。試料は遺伝子の解析に必要な期間保存しますが、検査結果報告後に検査会社遺伝学研究所もしくは検査会社が提携している国内外の検査受託会社において安全かつ適切な方法を用いて廃棄されます。抽出したDNAは、検査申込者と検査会社との契約に基づいて、解析が完了するまで検査会社にて安全かつ適切な方法で保管します。検査申込者と検査会社との契約が解約された場合は、検査会社遺伝学研究所もしくは検査会社が提携している国内外の検査受託会社において安全かつ適切な方法を用いて廃棄されます。本検査は、法医学鑑定(DNA鑑定、親子・血縁鑑定等)、劣性遺伝、常染色体優性遺伝の遺伝学的検査ではありません。血縁者は同じ遺伝子を持っている可能性があり、検査申込者のみでなく本検査を受けていない血縁者の結果を想定できる場合がありますが、必ずしも一致するものではありません。検査結果を知ることにより、精神的な負担となるような場合があることも想定されます。本検査を十分な理解の上で、検査申込者の責任において行ってください。検査結果が第三者に知られるところとなった場合、予測外の影響が見込まれます。検査結果の開示は、本検査を十分な理解の上で、必ず検査申込者の判断で行ってください。【多因子疾患の発症(予測リスク判定もしくは傾向検査)】多因子遺伝子に基づく生活習慣病の発症には、複数の遺伝的要因とさまざまな環境要因が関与しており、多因子疾患の発症のリスクを予測するために、関連する遺伝子を解析するものです。遺伝的に発症の予測リスクが高い傾向にあっても、個々の環境要因や生活習慣の改善等により、十分予防が可能になります。また、遺伝的な発症の予測リスクは、検査申込者と似た症状を持つ膨大な統計データから算出した値であり、検査申込者が同じ疾患を発症することや疾患の度合いを判定するものではありません。【アルコール・カフェイン等の嗜好性・薬物系物質に対する反応性】アルコール・カフェイン等の嗜好性・薬物系物質に対する反応性には著しい個体差が認められており、この傾向性を予測するために、関連する遺伝子を解析するものです。
- ■情報の取扱いについて■検査会社における個人遺伝情報(被検者が記入もしくは登録した検査申込みにかかる内容(体型や病歴に関するデータ)や検査結果等)の取扱いは「経済産業分野のうち個人遺伝情報を用いた事業分野における個人情報保護ガイドライン(平成16年12月17日策定)」により厳重に保護されます。また、特定非営利活動法人個人遺伝情報取扱協議会の自主基準を遵守しています。個人遺伝情報は、検査会社並びに検査受託会社において匿名化(記号化)して厳重に秘匿し、分析データとして集積した上で、社会的な必要性を鑑みて統計として開示されることがあります。検査申込同意書に記入された個人情報は、プライバシーポリシーに基づき細心の注意を払って保管し、本人確認や検査申込みの内容確認のために利用します。個人遺伝情報の所有権は、被検者本人に帰属するものでありますが、法律に従って開示せざるを得ない場合は、検査会社の判断により個人遺伝情報及び個人情報を開示する場合があります。検査会社は個人遺伝情報取扱の倫理審査の機能を有する倫理審査委員会を設置しており、検査会社が倫理委員会に個人遺伝情報取扱の倫理審査の開始を要請した場合には、公正かつ中立的に当該事業実施の適否の審査を行います。検査結果に関するお問合せは下記の連絡先が窓口となりますが、検査結果に基づくアドバイスやご質問等、個人遺伝情報に関わる事項については被検者であるご本人からのお問合せに対してのみ回答します。被検者であるご本人からのお問合せの場合は、氏名、生年月日、住所、電話番号等を確認させていただきます。お問合せの内容によっては、本人確認のためのパスポートや運転免許証等の写し等をご提出いただく場合もあります。検査申込同意書に署名され、試料とともに送付された後、個人情報の訂正や検査同意の撤回を依頼される場合は、下記の連絡先が窓口となります。その際、試料及び検査結果は個人を特定できない匿名化の状態で廃棄されますが、既にお支払いいただいた検査にかかる部材一式及び検査費用の代金は返金出来ません。検査会社のデータベースで保管されている個人遺伝情報及び個人情報の削除をご希望される場合には、下記の連絡先が窓口となります。ただし、個人遺伝情報及び個人情報が削除された後は検査会社が提供する一切のサービスを享受出来ません。原則、データ削除の申し出がない場合は7年間保管致します。医療機関からご送付いただいた試料の被検者と、同意書を記入した患者は同一とみなし、ご本人の意思により本検査を行うこととみなします。ご本人以外の方が氏名等を偽って使用した場合でも、検査会社では一切責任を負いかねます。
- ■再検査について■本検査が用いている遺伝子解析技術では、多くの遺伝子を一度に解析するにあたり、品質が良いDNAを必要としております。しかしながら、唾液に多くのバクテリア、他の真菌やニコチン、カフェインなどの化学物質が含まれている場合や食べかす等が含まれている場合、正確な遺伝子解析に必要とされるDNAの損傷が起きやすくなります。その場合、コールレートが大きく下回る事が想定されます。コールレートが70%を下回った場合は再検査を1回に限り検査会社負担で行います。一方で、コールレートが71%以上の場合で検査申込者が再度検査を行いたい場合は、再検査料金2,000円(税抜き)をご請求させていただきます。ただし、再検査をしても全ての結果が得られる保証は出来ませんので、事前にご了承の上、検査をお申込みください。再検査においても、試料と署名のある検査申込依頼書の両方の受領確認が完了しない場合には、遺伝子の解析及び検査結果の報告が出来ません。結果として検査結果のコールレートが70%を下回った場合でも、検査申込者または被検者から試料が検査会社研究所に届いた時点で、既にお支払いいただいた検査にかかる部材一式及び検査費用の代金は返金出来ません。本検査は研究目的に使用されている解析技術を用いる事から、検査結果の正確性、完全性を証明する義務を負うことはいたしかねます。
- ■免責事項■試料の状態に応じて100%正確な検査結果が得られない可能性があり、遺伝学的検査には一定の限界があることをご理解ください。検査会社が指導した方法に従わずに唾液の採取を行ったことに起因する誤った結果について、一切の責任を負いかねます。検査会社が指導した方法に従わずに遺伝学的検査のキットの部材の誤使用あるいは誤飲したことにかかる賠償には応じられません。口腔内にカフェイン、ポリフェノールなどが付着していたり、疾患(歯周病など)がある場合は、検査を阻害する物質が試料に付着するため、繰り返し検査を行っても検査結果が得られないこともありますので、ご了承ください。検査会社が遺伝子の解析過程における事故や事象を認めた場合を除き、遺伝学的検査にかかる返金は出来ません。また、遺伝学的検査を購入された検査申込者にお支払いいただいた遺伝学的検査キットの代金以上の賠償には応じられません。検査結果は、健康診断等の他の検査と同様にいくつかある健康維持に関する情報のひとつとして利用していただくことを目的として提供しており、検査会社の情報提供の目的範囲を超える法的活動、商業活動、営業活動、医療活動等への再利用については、検査会社は責任を負いかねます。検査申込者または被検者から受領した試料や同意書、検査結果の取扱いには細心の注意を払うものでありますが、次の事由による試料や同意書、検査結果の滅失や、検査申込者からの試料返送時における損害等については、検査会社は損害賠償の責任を負いません。地震、津波、高潮、大水、暴風雨、地すべり、山崩れ等その他の天災ストライキ、サボタージュ戦争、テロ又は社会的騒擾その他の事変等社会的争乱核燃料物質に基づく放射性、爆発性その他の有害な特性による事故又はそれに基づく社会的混乱不可抗力による火災予見できない異常な交通障害法令又は公権力発動による運送の差止め、開封、没収、差押え又は第三者への引渡し試料送付時における運送会社による故意または過失に起因する試料や同意書、検査結果の遅延・紛失等の事故検査申込者または被検者が試料の返信用封筒に記載する外装表示の記載過誤、検査申込者の故意または過失に起因する試料送付時の事故
- ■検査申込同意書及びプライバシーポリシーの改訂について■検査申込同意書の取扱いは、2013年9月1日以降に適用するものとします。検査会社では、被検者の個人情報の保護を図るために、また法令その他の規範の変更に対応するために、検査申込同意書、プライバシーポリシーを改訂することがあります。特に重要な変更につきましては、検査会社のウェブサイトにおいてお知らせします。
- ■準処法・管轄■本検査は、日本国の法令に準拠し、それに従って解釈するものとし、また、本検査に関する一切の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
- ■検査受託機関について 名称:ジェネシスヘルスケア株式会社 住所:東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー26階 電話:03-5422-8506 URL:http://genesis-healthcare.jp/index.html 代表者:佐藤バラン伊里